教訓

初めて働く事になってのが水商売。


ボーイの仕事を始めて色々な客、店員、仕事があるってことを知った。


実際中学生の子供には働くってことも、世の中の事も気にかけていないからだ。


私は夜の水商売ですら色々あることを初めて知った。


スナック、ホスト、クラブ、パブ、キャバクラ、風俗・・・。



その当時はスナックのカラオケはレーザーディスクだったので、でっかいCDみたいな


のを磨いたり(今じゃ考えられないが歌ってる途中とぶ)氷をアイスピックで割ったりと


ボーイのする事は多かった。


また気の合う客との交流も増え、そして何よりも大人の人と遊ぶことが楽しくてしかたな 


かった。


遊んでくれる暇してる大人には そっち系の人が多くて店以外でもヤクザとの絡みや付き


合いが多くなった。


そして世の中には裏と表がある事を知るようになった。


書けない内容もあるが、裏の世界を知れば知るほど自分はそっちの住人じゃない


ってことが分かった。


とりあえずは水商売で生きていこうと決心した。


それから浴びるほど酒を呑むようになり 夜の世界に慣れてきた頃には


風俗嬢の家に入り浸りの生活と半分ヒモのような生活になっていた。


冷めた世界に染まってどれくらい経っただろう?


郵便ポストに俺の卒業証書とアルバムが届いてた。


だけどこの頃は 心にはそんな光は一切届かなかった。